被災者の要望聞き取り 2000世帯に支援物資 宅配ルート活用 熊本・JA菊池

●被災者の要望聞き取り 2000世帯に支援物資 宅配ルート活用 熊本・JA菊池
(日本農業新聞 2016年4月29日(金)12時30分)

 熊本地震で交通網が寸断され物資が届きにくい状況の中、熊本県のJA菊池が組合員の生活を守るために奮闘している。JAふれあい食材宅配の24ルートを活用して、12人の職員が1972世帯を訪問。1人暮らしの高齢者や買い物が十分にできない組合員らを訪ね、要望を聞きながら支援物資を届けている。声を掛けることで心のケアにも気を配る。
 地震発生以降、全国から届く支援物資は県などの指定場所に集まる。水や食料など支援物資が足りてきた避難所がある一方で、農村部では当面の生活に必要な物資がまだ届かない場所もある。

 そこでJAが目をつけたのが食材宅配事業を生かした配送サービス。地震で交通網が寸断され、16日以降は通常の食材配達はできずにいたが、JAが所有する保冷車12台を使って管内約2000人の会員宅を訪問し、27日までに茶やティッシュなど支援物資を届けた。
 支援物資は、全国のJAから寄せられたり、行政ルートで集まったりしたもの。要望する品がこれらの支援物資になければ、買い物を代行して届ける。JAでは可能な限り、前の日に聞いた要望の品を次の日に届けるよう体制を整備した。
 宅配員の木永洋子さん(35)は「本震」があった16日には、食材宅配ができないお知らせを配布すると同時に、組合員らの安否を確認して回った。「炊き出しでカップラーメンをもらってもガスが止まり、断水すれば食べられない。我慢してしまう高齢者は多い。宅配で顔なじみの自分たちなら悩みや要望も伝えやすいはず」と気遣う。木永さんはある訪問先からゴボウがほしいという要望を受け、JAの直売所で購入してすぐに届けたという。

 「地域を網羅しているJAだからこそできることがある」というJA生活部の安武義徳部長。「震災1週間は命をつなぐ支援。その後は生活支援としての活動が大事だ」と強調する。
 今後は女性部と連携しながら一人暮らしの高齢者宅を訪問し、要望にあった支援を続けていく。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160429-00010002-agrinews-soci

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