●育児と仕事サポート 病児病後児保育室開所
(河北新報 2016年05月05日木曜日)
仕事を休めない保護者らに代わって病気の子どもを預かり、体と心をケアする宮城県女川町の病児病後児保育室「じょっこおながわ」が開所し、子どもの受け入れを始めた。
「じょっこ」はいとおしいという意の方言で、保育室は町地域医療センターに隣接する町地域福祉センターに設けた。
対象は0歳~小学3年程度。保育士と看護師がケアし、子育ての悩み相談にも応じる。利用は有料(町内の生活保護受給世帯は無料)で、登録が必要になる。
2日の受け入れ開始に先立ち、4月28日にはオープニングセレモニーが現地であり、保育室長の今野友貴医師ら約30人が出席。保育室を開設した町地域医療センターの斎藤充センター長が「女川の子どもたちが病気になっても保育を受けられ、保護者が子育てと就労を両立できるよう頑張る」と述べた。
2児の父の須田善明町長は「子どもが病気になった時の支援機能が町にあることは大切。大きな生活の基盤となる」と期待した。
連絡先はじょっこおながわ0225(53)5511。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160505_13024.html