熊本市、帰宅は当面困難が2千人  避難者を調査

●熊本市、帰宅は当面困難が2千人  避難者を調査
(共同通信 2016/5/5 19:56)

 熊本市は5日、避難所に身を寄せる市民らへの意向調査をした結果、回答者の35%に当たる1993人が「自宅が全半壊しており、帰宅は当面困難」と答えたと明らかにした。
 残る約65%に帰宅できる条件を尋ねたところ、「余震が収まること」との回答が1449人を占め、次いで895人が「家の中の片付け」と答えた。市は結果を踏まえ、避難者宅の片付けを、ボランティアの協力を得て進める。

 熊本市は学校再開などに伴い、避難所の集約化を進めている。集約された拠点避難所への移転希望についても尋ねたところ、希望者は3238人(57%)で、現状の避難所など、拠点以外を希望したのは1834人(33%)だった。希望が集中した拠点もあり、市は調整した上で本人に通知する。

 調査は2日から、市内全避難所のほか、車中泊の人などにも実施。推計の全避難者6535人のうち、5日正午現在で5638人から回答を得た。

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