一連の地震以降 肺炎患者増加

●一連の地震以降 肺炎患者増加
(NHK熊本 05月10日 19時26分)

一連の地震以降、熊本市の病院では肺炎で入院する患者が増えていて、今月に入ってからは患者数が去年の2倍近くにのぼっています。

病院は、避難生活で抵抗力が落ちたり、口の中の衛生環境が悪くなったりしたことが原因と見て、注意を呼びかけています。

熊本市東区にある熊本赤十字病院によりますと、一連の地震以降、肺炎で入院する患者が増え始め、今月1日から7日までの1週間では26人と、去年のおよそ1.9倍に増えました。

肺炎は、通常、冬に患者が多く、5月に入ってから減る傾向にありますが、ことしは逆に増えています。

患者の多くは高齢者で、避難所や車内などで生活を続けていた人もいたということです。

死者は出ていませんが、集中治療室で人工呼吸器などを使って処置するなど、重い症状のケースもあったということです。

総合内科の帖佐俊行医師は、増加した理由について、▼歯ブラシや水が足りずに口の中の衛生環境が悪化し、肺炎を起こす菌が気管支に入りやすくなっていることや、▼避難生活などで疲れがたまったり栄養の偏りがあったりして、抵抗力が落ちたことなどが原因と見ています。

肺炎を予防するためには、▼歯磨きやうがいをしっかり行うことや、▼耳の下からあごにかけて手でマッサージを行い、唾液の分泌を促すこと、それに、▼できるだけ体を動かして筋力を維持することなどが効果的だということです。

帖佐医師は「高齢者の場合、初期の症状でせきや熱が出ないこともある。家族などが見て、元気がない、食事の量が減ってきたなどの様子があったら早めに診察を受けて欲しい」と呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005177371.html?t=1462945948918

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