熊本地震ボランティアに割引制度を JR西に要望

熊本地震ボランティアに割引制度を JR西に要望
(神戸新聞NEXT 2016/6/6 19:22)

 熊本地震の被災地を多くのボランティアが訪れられるようにと、兵庫県や東北のボランティア、被災者、研究者らでつくる「『災害ボランティア割引制度』を実現する会」は6日、夏休み期間中に足を運ぶ際の交通運賃割引を求める要望書を、JR西日本に提出した。

 熊本県社会福祉協議会の集計では、6月4日時点で計7万7598人が市町村災害ボランティアセンターで活動。ゴールデンウイーク中はピークで1日約4千人が活動したが、6月は1日千人程度になっている。

 実現する会の高橋守雄代表(67)は「余震が少なくなったことで家に戻った被災者らから新たなニーズが出てきているが、ボランティアの人数は減ってしまっている」と指摘する。

 地震後、高橋代表が神戸学院大(神戸市)の学生約100人に聞いたところ、約半数が「ボランティアに行きたい」としたが、多くが旅費などの問題であきらめている状況で、高橋代表は「阪神・淡路大震災を経験した私たちが支援者の後方支援に取り組む必要がある」と話す。

 高橋代表によると、要望書に対し、JR西の担当者は、現行の割引制度を災害ボランティアに応用できないか、検討していくことなどを話したという。

 熊本地震では、同会が働きかけたフェリー会社がボランティアの運賃を割引。熊本市電などでもボランティアの乗車を無料にするなど、災害ボランティアを支える仕組みの必要性について、認知が広まりつつある。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201606/0009159243.shtml

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