避難者1割に血栓 エコノミー症候群の原因に

避難者1割に血栓 エコノミー症候群の原因に
(くまにちコム 2016年06月14日)

 熊本地震によるエコノミークラス症候群の予防に取り組む熊本市などの医師グループは14日、避難生活をしている男女2023人のうち、185人(9・1%)で同症候群の原因となる血の塊(血栓)が見つかったと発表した。

 同症候群は主に足にできた血栓が肺に詰まり、胸痛や心停止を引き起こす。地震後、医師グループや県、厚生労働省などが予防を進める「キーププロジェクト」を開始。益城町や熊本市などの避難所延べ約100カ所で足の超音波検査をした。

 今回は4月19日から5月5日までのデータを集計。受診者の平均年齢68・1歳に対し、血栓を確認した185人は同74・9歳。70代以上が120人と64・9%を占めた。女性は139人だった。

 年代別でみると、血栓を確認した割合は高年齢ほど高く、80代以上が15・2%で最多。年齢が下がると割合も減少し、20代はゼロだった。

 割合は日数の経過でも減少し、同プロジェクトは「行政や報道による予防啓発が有効だった可能性がある」と分析。また185人中60人(32・4%)が睡眠薬を使用しており、深い睡眠で足を動かさなかった可能性を指摘した。

 一方、県の調べでは同症候群で入院が必要な患者は51人で、うち42人が車中泊だった。今回は「車中泊の経験あり」は92人と半数にとどまり、明確な関連は見られなかった。

 同プロジェクト副代表の橋本洋一郎・熊本市民病院首席診療部長は「正確なデータはないが、平常時に血栓が見つかるのは2%程度とされ、1割は高い。引き続き運動や水分補給などの予防が必要」と話した。

 同プロジェクトは18、19の両日、熊本市と益城町の総合体育館で2カ月後検診を実施する。

http://kumanichi.com/news/local/main/20160614007.xhtml

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