つくばの衣料メーカー 被災地に授乳服支援 中越地震から熊本まで

つくばの衣料メーカー 被災地に授乳服支援 中越地震から熊本まで
(東京新聞 2016年8月3日)

 つくば市の衣料メーカーが、熊本地震などの被災地に、授乳中に肌が露出しないデザインの授乳服を届け、乳児を抱えながら暮らす母親の支援を続けている。
 三人の母でもある「モーハウス」代表の光畑由佳さん(51)は「災害時、避難所のプライバシーは後回しにされがち。母子ともにストレスのない生活を取り戻してもらえれば」と話す。
 約二十年前、生後一カ月の次女が電車内で泣きだし、その場で授乳せざるを得なかった経験から、光畑さんは授乳服づくりに携わるようになった。
 二〇〇四年の新潟県中越地震で「避難所の隅で、こっそり授乳しないといけない」との女性の悩みを聞き、寄贈を開始。以来、東日本大震災や関東・東北水害などでも発送し、四月の熊本地震では、地元の助産師会を通じ、授乳用下着も含めて計約二百三十着を届けた。
 「人目が気になり、車内で授乳していた」「子どもの荷物ばかりで、自分の着替えは持ち出せなかった」。六月下旬に現地を訪れた同社社員の檜垣祐衣(ゆうい)さん(25)に、母親たちは喜びの声を寄せた。仲介した熊本市の助産師、小野田由紀さん(49)は「授乳グッズの支援はほとんどなかった」と現状を指摘する。
 同社はさまざまな授乳の方法をイラストで描いた手ぬぐいを一枚千二百九十六円で販売し、千円分を支援に充てるチャリティーも続けている。
 光畑さんは熱を込めて語った。「避難所の授乳環境づくりは母親だけの問題ではない。母乳はある意味、非常食。お母さんのおっぱいが出れば、貴重な水や粉ミルクは他の人に回すこともできる」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201608/CK2016080302000199.html

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