熊本地震 発生から1か月
避難1万人・被害1887億円…熊本地震
(読売新聞 2016年05月14日 07時10分)
熊本地震で、九州7県の農林水産関係と道路や河川施設の被害総額が計1887億円に上ることが、読売新聞のまとめでわかった。
熊本地震は、「前震」の発生から14日で1か月となる。13日午後6時現在、死者は49人、安否不明者は1人、震災関連死が疑われる死者は19人。震度1以上の地震は1400回を超え、避難所には今も1万480人が身を寄せている。一方、2次避難所への移転準備が進むなど、生活再建に向けた動きも徐々に始まっている。
各自治体によると、農林水産関係の被害額は計1358億円で、このうち熊本県内の被害は1345億円。ため池の損傷などが約3割、畜舎の損壊など施設被害が2割強を占める。大分県では、のり面崩壊などで9億1500万円。鹿児島県でも農業用水路の埋没などで800万円の被害があった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160513-OYT1T50177.html