別府市が災害通訳を60人登録
(NHK大分 05月18日 13時26分)
多くの外国人観光客が訪れる別府市は、震度6弱の揺れを観測した先月の地震を受けて災害時に活動する通訳のボランティアの募集を始め新たにおよそ60人を登録しました。別府市は今後も募集を継続し、災害時に外国人への情報提供を行う体制を強化したいとしています。
別府市は人口の3%あまりにあたるおよそ4000人が留学生などの外国人で、海外から年間およそ25万人の観光客も訪れることから災害時の外国人への防災情報の提供が課題となっています。先月16日に市内で震度6弱の揺れを観測した地震の直後は多くの外国人が避難所に身を寄せ、余震に関する質問などが相次ぎましたが避難所に派遣された通訳はあわせて4人で十分な対応ができなかったということです。このため別府市は先月27日から災害時に避難所などで活動する通訳のボランティアの募集を始め英語や韓国語などに対応できるおよそ60人を新たに登録しました。別府市は通訳のボランティアの募集を今後も継続し大規模災害時に外国人を支援する態勢を強化したいとしています。
別府市文化国際課の田北浩司課長は「今回の地震で災害時に外国人を支援する態勢作りの必要性を感じました。多くの人に登録してほしいです」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075362551.html?t=1463589376017